ソードカラミティstep2 ジョイントビルド(腕部編)
さて皆さんガンプラミキシングの一番の悩みどころはなんですか?
私のミキシング一番の難点はズバリこれであります。
古いキットと新しいキットの関節の接続。
今回は私の製作するビルドMS製作の最重要記事、
ジョイントビルドを書いていきます。
*ネーミングは今考え付きました、私の造語です…
私のミキシングのポイントはちょっとお金がかかりますが、
少ない労力で体型を格好良くし、可動範囲を向上させることが目的です。
この方法さえ身に付けば、古かろうが新しかろうが、
いかなるキットであろうともミキシングが思いのままになるわけです!
ジョイントビルドとは?
ガンプラは同時期に発売されたキットであれば、
ポリキャップや関節の設計が近いため別のキット同士でのパーツ交換が容易です。
初期HGUCやSEED放送時のキットは同時期に設計されているので組み替えが簡単です。
例えばこんな感じ
足首もちょっとの加工でリックドムⅡに交換できますが、
無改造でも、首、腰、肩、肘、膝、股関節が組み替えできます。
しかし現行のキット、ポリキャップの型番PC-001、002が登場して以来、
肩や腰、股関節や膝、足首などの接続が大きく変わってしまいました。
まぁ現行といっても00の後半から劇場版以降の話なのでもう10年も経っていますね。
よってSEEDやデスティニー放送中のキットと、
リニューアルされた最新のキットでは同じデザインのキットでも、関節の設計が全く変わっております。
HGのフリーダムとHGCEのフリーダムでは簡単には組み替えが出来ません。
そういったキットをつなぐために関節を加工したり、増設したりすることを
ジョイントビルドと銘銘しました!(流行れ!)
現行キットの可動範囲の拡大は、一昔前の旧キットとは一線を画す広さと耐久力を誇ります。
過去のキットを現行の関節で作り直すことによって、カッコイイ体型になり、ポーズも決まるという寸法です。
まぁガンプラをミキシングする際は皆さん独自にジョイントビルドされてると思います。
模型誌やTwitterなどではこういった関節の接続法自体細かく説明していることはあまり見たこと無いので、
今回のような記事が皆さんのお役に立てれば私がブログを始めた甲斐があるわけです。
肩と胴体をつなぐジョイントビルド
画像をご覧の通り、カラミティの腕側の接続は3mm棒軸接続です。
しかし、ラヴファントム側は直径4.5mmのボールジョイントでの接続です。
コレを簡単に接続できるのが4.5mmボールジョイントです。
これはHGカスタマイズキャンペーンのジョイントパーツA,C,Fについています。
このキャンペーン配布品は2013年と2018年に特定の期間中にHGキットを買うと無料でもらえました。
実は4.5ミリという直径はボールデンアームアームズにも入っていないし、
コトブキヤやWAVEなどの他社でも扱っていない微妙なサイズのボールです。
このキャンペーン配布品くらいにしか4.5ミリのボールに3ミリの棒が付いたジョイントはありません。
いつか自作してみようかと考えています。
これを使用すると無改造で腕を胴体に接続できます。
HGCEストフリ胴体にこの方法で接続するとちょっと、なで肩になってしまいますね。
前回のビルドカラミティではこの方法で簡単にカラミティとビルドバーニングの胴体を接続しました。
しかし今回は、腕を変えたいのと、もっといかり肩にしたいので、ここで肩パーツを加工していきます。
肩に空いた穴の下のスペースに3.5ミリの穴をピンバイス、ドリルなどで空けます。
↓左加工前、右が接続加工後
そこにジョイントを深く挿し接着します。
3ミリ棒から一段上がった部分が3.5ミリの直径です。
3.5ミリの穴を開けて、その直径の幅の部分で接着します。
そしてボールジョイントの3ミリ棒軸の部分(赤い斜線部)はカットします。
これで肩の胴体への接続はできました。
肩と二の腕をつなぐ接続加工
これからGM/GMの二の腕を肩に接続するための関節を作ります。
まず、この形のポリキャップを用意してください。
ガンプラで最も多く使われている3ミリ穴の空いたヤツです。
次にイエローサブマリンのロールスイングジョイント(中)を用意します。
*WAVEのBJ-05プラサポ①でも代用可能です。
この形のものを二つ用意します。穴は3ミリです。
このようにカットします、左右で形状がズレてますが、大雑把でもかまいません。
ポリキャップを挟みます。
肩の中に埋め込みます。ブカブカの場合プラ板などで間を埋めてください。
きつい場合は肩の内側ではなく、このポリを挟んでいるジョイントの方を削ってください。
コレでもとの肩に無かった4.5ミリのボールと二の腕をつなぐポリキャップ関節の二つが搭載され、
最新型の肩になりました。
GM/GMはもちろん様々な最近の腕が付くようになりました。
以上で腕の加工は終わりです。
この加工自体は慣れてくれば両腕30分もかかりません。
3ミリ径の空いたロールスイングジョイントやプラサポさえあれば、工作自体は難しくないので、
チャレンジしやすいかと思います。
次回
次回は胴体、股関節、脚全体を改造していきます。
その後は全体のバランスを推敲して違和感が無かったら表面処理、塗装という流れです。
しばしお付き合いください。
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