ガンプラ塗装落としに便利?ガソリンの水抜き剤
今回は、プラモデルの塗装を落とす際に使える、
ガソリンの水抜き剤を紹介します。
今回落とすのは、Mr.カラーやガイアカラーなどの、
ラッカー系塗料です。
塗装したガンプラの平手パーツで行っています。
またラッカーの薄め液と比較しながら使用感をレポートします。
ガソリン水抜き剤とは
ガソリンの水抜き剤とは、
車のガソリンタンクに入れると、
タンク内の水を除去できるもので、
カーショップ、ホームセンターで必ずと言っていいほど置いてあります。
とても安く、約200mlで100~200円前後なので、
ラッカーシンナー、薄め液よりも安いかもですね。
百円ショップで売っていたという話も。
ここで重要なのが、商品の成分を必ずチェックしてください。
IPA99%という表記があればOK。
*IPAとはイソプロピルアルコールの略です。
水抜き剤と薄め液の比較
では実際に水抜き剤の効果を見ていきましょう。
充分換気のできる場所で行いましょう!
できれば手袋や防毒マスクもつけましょう。
比較として、薄め液も使っていきます。
水抜き剤は、「プロスタッフ 水抜き専門 ガソリン車用」を使います。
薄め液は、Mr.エアブラシ用のラッカーシンナーを使います。
薄め液の使用感
薄め液も何でもいいというわけではありません。
以前失敗したのが、ガイアカラーのプロユースシンナーを使ったら、
パーツ表面が溶けてしまうことがありました。
ツールクリーナーなども大変強いので、
出来ればMR.カラーの普通のラッカー薄め液が一番安全だと思います。
今回は試しにエアブラシ用を使ってみます。
塗料皿にパーツを入れて、
溶剤に浸し、20分程度待ちました。
塗装用の筆で表面や細かい隙間をブラッシングして、
最後にティッシュで拭きました。
手のひらのパーツはメタリックで塗装してました。
パーツ自体をヤスリで表面処理してあるので、
その隙間に金属塗料の粒子が入ってしまい、
ちょっとキラキラしてますね。
サーフェイサーを上から吹けば問題ないでしょう。
水抜き剤の効果
水抜き剤を塗料皿に入れてラップをしました。
これは水抜き剤が揮発して量が減らないようにするためです。
また昔使用したときに感じたのですが、
IPAは温度が高い(30~40℃)ほど落ちやすいので、
できれば直射日光の下に置いてください。
以前に冬場に使ったら、
落ちが弱かったです。
20~30分後、パーツを見ると…
ラップで見え難いですが、
塗料が溶けているのではなく、
ペリッと剥がれているのが見えますでしょうか?
ラッカーシンナーが塗料を溶かして落とすのに対し、
水抜き剤は塗料自体が軟らかくなり、パーツから剥離します。
この違いが面白いですね。
ただ、薄め以上にこのIPAは、
プラスチックを劣化させてしまうので、
漬け込む時間は短時間、
30分から1時間くらいにした方がいいと思います。
他のパーツでもやってみたらこんな感じ。
パーツと塗料が分離してペリと剥がれます。
この感じはラッカー溶剤とは違いますね。
最後はプリン容器の中にピンセットでパーツを押さえて、
筆でゴシゴシと撫でて落としました。
水抜き剤の使用で、塗装前のヤスリがけした状態にまで戻りました。
まだ少し細部に塗料が残っているので、
もう一度漬け込んでもいいのですが、
サーフェイサーで目立たなくなると考え、
これにて終了。
最後に
水抜き剤の使用感まとめです
- 安価
- ホームセンター、カーショップ、100均などでも買える
- 使用時はゴム手袋、防毒マスクの利用を推奨
- 水抜き剤の温度が高い方が効果あり
- 20分~30分ほどの漬け込みでOK
- 長時間漬け込むとプラが劣化
今回の記事いかがでしたか?
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